小型二輪MT(マニュアル)免許取得レポ⑥
4/23
今日は原付スクーターの教習。原付といえども怪我をしないように、プロテクター装着と持参したフルフェイスを被る。
教官は見たことがない初めての人だった。穏やかそうな教官なので穏やか教官と勝手に名付けた。
私が普通自動車免許を取得したのは今から10年前くらいなのだが、何故か原付教習がなかったのである。そのため、運転の仕方がわからない。
穏やか教官に聞くと、「右手アクセルはマニュアルと一緒ね。あと両手ブレーキ。簡単だから!」と一言。
乗ってみると、驚く程簡単だった。こんなに簡単なバイクがあるなら、マニュアルはいらないんじゃないかと思うほどだ。
トコトコトコと走りながら、教官の後について卒検のコースを確認する。今まで無視していた方向指示器を出し、信号機もきちんと停車する。
原付スクーターは特記することはないくらい特に何もなく終了したので、次の一段階みきわめについて書きます。
4/24
あっという間に一段階みきわめだ。実車教習5時間+補修2時間と、思っていたよりも(私的には)早く進んだ。
よりによって、小雨でやや風もあり視界があまりよくない。おなじみの年輩教官がカッパ着ていいからねーと促してくれた。
みきわめは一段階で学んだ発進、S字、クランク、坂道発進、一本橋をもう一度復習するものだった。S字クランクは難なく走行できた。一本橋も5秒以上で通過。最後に苦手な坂道発進。ここでまたエンストを繰り返してしまい、挙句の果てに立ちゴケまでしてしまった…もしかしたらみきわめやり直しかな?と思ったが、今日も年輩教官が担当してくれたおかげか、無事にハンコをもらうことができた。思わず、教習終了後に「ハンコもらっていいんですか!?」と聞いてしまった。
最後に年輩教官から、
「バイクは、他の人から見てカッコよく見えるように乗るのが一番の安全運転のコツだよ。足元だけを見てフラフラ走っている奴は自動車乗りから見てもカッコよくないだろう?だから先を見て、行きたい方向に目線を向ければ自然とハンドルもそっちを向くから。それを意識していれば大丈夫だよ」
と教えてもらった。これだけ聞くともう卒検な気がするが、実はまだ一段階終了なのである。
次回、二段階教習はシュミレーターからだ。受付の教習受付機に教習カードを通すと、担当の教官の名前が出てくる。そこには夫の知人であるコワモテ教官(以下コワモテさん)の名前があった。やったー、さぞ丁寧に優しく(甘やかして)教えてくれるんだろうなあ!と楽しみにしていたが…地獄の二段階の始まりであった。
小型二輪MT(マニュアル)免許取得レポ⑤
4/18
今日は2時間の教習。
1時間目は先日の坂道発進の補修だった。外周を走ったのち、前回と同じ指導が上手い年輩教官と坂道に移動した。
もう一度、坂道発進に挑む。教官が、「タコメーター見るのも大事だけど、ちょっと前方の遠くを見るように意識してみて」と一言。
言う通りにして、あえてタコメーターから目を離してアクセルを回し、半クラにしてブレーキから足を離すと…おっ、いい感じに進んだ!
それからはクラッチを完全に離しローで坂を越え、交差点に入る。教官に「できたじゃーん!」と言われ思わず嬉しくなりニヤけてしまう。
コツさえ掴めばこっちのもの、一本橋と同じようにスムーズに走れるようになった。
ちなみに書き忘れていたが、前回の教習でS字とクランクがあった。小型二輪の特性もあり、私は特に難なく走ることができた。コツは内輪差を意識して、足元を見ずに自分が行きたい先を見て走るということだろうか。
これで卒検の大まかな課題(急制動以外)はクリアできた。
次の教習はシュミレーター。実車と同じ年輩教官が担当だ。
チャイムが鳴ってからシュミレーター室に移動。シュミレーター室は狭い部屋にシュミレーターの機械(?)と、パソコン、テーブルに椅子という簡素な作りだった。
とりあえず椅子に座り、シュミレーターが起動するのを待つ。待つ間、年輩教官が「〇さん(私)はなんで小型二輪免許取ろうと思ったの?」と質問してきた。ちなみに副校長にも聞かれたし、初乗りの教官にも聞かれている(^ω^;)
旦那の影響であることを離すと、「あー、そういう人多いんだよ。そして小型だと物足りないし高速道路も走りたくなって、中型や大型に限定解除しに来るんだよー」と笑っていた。
それからなんと30分、教官のバイク持論を聞かされる。要約すると、
・うちの県は東北で一番運転が下手、右車線で遅い奴多すぎ
・バイク乗りは自動車より危険が伴うぶんマナーを守る人が多い
・あとバイク乗りは趣味に金かかる分それ以外の服装や食事に金かけない(かけられない)
なるほどー、と思いながらどっかで聞いた話だな、と思っていたら、うちの夫あるあるだった。運転下手話はおそらく転勤族が集まる都市だから、と教官が言っていた。
話の後にやっとシュミレーターを使って、悪路走行を行った。
カーブ道、濡れた道、マンホール、砂利道などなど。特にミスせず走れていたが、最後の橋の上の強風は、横風注意の看板に気づけず軽く風に煽られてしまった。
シュミレーターなので、教官も「気をつけようねー」程度の軽い注意だった。
教習はここまで、次回はAT原付スクーターの走行です。
小型二輪MT(マニュアル)免許取得レポ④
小型二輪MT(マニュアル)免許取得レポ③
続きですー
副校長に教えてもらいながら、肘、膝、胸部にプロテクターをつける。ブーツに履き替えて、グローブをつけて…気分はもはやバイカーである。
教習開始のチャイムと共に、頑張ってね!と副校長は去っていった。丁寧にありがとうございました。
さて、早速初乗りだ!
初めての技能教習は私の父親よりやや若い、髪をジェルで固めたなかなかにオシャレなおじさん教官だ。
適当に挨拶をして、バイクの点検方法、運転姿勢など教えてもらう。教習時間があまりないからか、指導がとにかく早い。
そして、私は普通自動車の免許を持っているが悲しいことにオートマ限定だ。クラッチ操作やシフトチェンジの意味がわからず、教官が一体何を言っているのかが理解できない。
ギア?クラッチ?なにそれおいしいの?状態。
教官に「車の免許はマニュアル?」と聞かれて、「あ、オートマです…」と答えた時の教官の顔は「あーまじかー…まじか…」って顔だった。なんかすみません…
教官にアクセルとクラッチを一緒に握ってもらいながら何度も半クラの練習をして、その場でゆっくり走ってみる…がエンスト。アクセル回さなさすぎて怒られる。
あまりに私が発進できなさすぎて、最後は教官の運転するバイクの後ろに乗って感覚をつかむように言われる。
気を取り直して教習2時間目。
とりあえずギアはセカンドまで入れられるようにしよう!と教官。
教習内容は1時間目の内容の復習…がとにかく怒られまくり、というかビビりまくりでアクセルが回せない。アクセル回せ!と教官。ビビる私。ダメダメである。
最終的に走れるようにはなったものの、なぜ走れているのかもわからず、とりあえずローでフラフラ走っている状態…
はい、補修です。
教習終了のチャイムを聞きながら、バイクを乗りこなしサーキットまで行ってしまう夫を心から尊敬する私だった。
小型二輪MT(マニュアル)免許取得レポ②
4/15
教習1日目。教習所からもらったグローブ、教習バッグと、夫から借りたヘルメットを持参して教習所へ。
確か最初の入校式と適性検査は予約いらなかったはず…と受付に行くと、
「今日は入校式行っておりませんが…」
(´・ω・`;)えっ?
入校式と初乗り(初めての技能教習)の時間を完全に勘違いしていた。終わった…
というのも、5月から私は仕事が始まってしまうのである。育児休業と子供の保育園の間の時間を使って、その間に短期集中で免許を取ってしまおうと考えていた。
小型二輪の免許取得は学科(普通自動車の免許があれば免除になる)と技能教習あわせて最短10時間で取れてしまう。1日2時間の教習なら5日で取れる。中型・大型二輪はもちろんもっとかかる。
次回の入校式は3日後…これはもしかしたら仕事復帰までに間に合わないんじゃないか…
と絶望的な顔で色々考えていたら、受付のお姉ちゃんが何やら偉い人と話をつけて、今日これから入校式と適性検査を受けられるようにしてくれた!!
本当に申し訳ない…orzorzorz
というわけで、副校長が直々に適性検査の監督をつとめてくださった。
たくさん三角を書いたり、似た図形の集まりから違う形を探したり…あとは性格診断のような質問をされたり。
結果は「くよくよしやすいので気をつけましょう」
そうだと思いましたよはい。
時間が余ったので、副校長が二輪教習コースの案内をしてくれた。
教習コースまで歩く間、ちょっとした雑談になった。
副校長「どうして小型二輪にしようと思ったの?」
私「旦那が楽しそうに乗ってるので…あ、旦那は普通二輪免許なんですけどね」
副校長「そうですかー、じゃあしばらくは小型と中型で楽しんで、ある程度の年齢になったらきっとそれ以上の大きさに乗りたくなりますよ。その時はまたここで待ってますよ」
その時ははえー大型なんて乗れんよーなんて思っていた私。
この会話を教官方とあと5回はすることになります。笑。
教習コースに着くと、2人の男性と女性がちょうど教習中だった。あのバイクは大型二輪ですねーと副校長。女性で大型二輪、教習中ながらとてもかっこ良く見える。
車庫から、副校長が小型二輪車(CB125F)を出してくれた。これから私がお世話になるマシン。鮮やかなランプはついているけれどやっぱりバイク、かっこいい。そして小型なのにでかい。
全くバイクに縁がなく原付さえも乗ったことがないので、小型でさえ相当大きく見えてしまう。
大きい大きい!と騒いでいたら、副校長がまあ、これでも車重は100キロそこそこですからねぇ、と一言。大型二輪だとその倍以上の重さらしい。
副校長と話している間に、教習終わりのチャイムが鳴った。
長くなるので続きますー